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2007/08/15

網走は地の果て、海の果て(4)

2007年7月15日

朝ホテルから出てみると、駅前にDMVがとまっていた。あわててカメラを取りに戻るが、出てきたときはスタッドレスタイヤ特有のやかましい音を立てて走り去っていた。この音、米沢でさんざん聞いた音である。バス停を見ると、休日だけの事前予約制の運行で、釧網本線を走っている。今日は日曜日であったが明日も休日なので、明日も朝からちゃんと来よう。P7150067a


昨日は夜に着いたので良く見えなかった網走駅だが、縦書きの立派な看板がある。駅では珍しい縦書きだが、これは「横道にそれないように」という意味があるそうだ。やはり「番外地」の街でもある。P7150068a


今日はまず原生花園を見に行く。釧網本線に原生花園駅があるので単に原生花園と書いたが、正確には小清水原生花園だ。北海道はあちこち原生花園があり、最初にいったのは豊富の原生花園だった。
釧網本線の快速「しれとこ」はキハ54の単行、8年前に稚内まで行った急行「礼文」も、また根室までいったときの快速「ノサップ」もキハ54だった。この車両は北海道にしかいない。キハ54 507の車内は元新幹線0系に使われていた転換クロスシート、0系にはこの時代に一番良く乗ったので、懐かしい。釧網本線は意外とアップダウンが多く、キハ54はほとんどノッチを入れっぱなしである。進行左側の海沿いの席は一杯で山側に座ったが、これが大正解、原生花園の駅の手前で、右側はエゾキスゲの大群生になった。P7150073a


原生花園駅で降りる。原生花園の真ん中で、その先はオホーツク海、山側は涛沸湖である。天気がよいが、少し風が強い。日差しが強く、やけそうだ。オホーツク海を見るのはこれで3度目だが、1回目冬の紋別、2回目は宗谷岬からチラであり、夏のオホーツク海をしっかり見るのは初めてだ。海が青い。その海の右側に知床が見える。こういうところでは、生来遠視の小生は遠方ばかりを見て、生来近視のカミさんは近くの花ばかりを見ている。P7150081aP7150095a

小清水原生花園は、国鉄でSLが廃止されたら荒れてしまったという。SLの火の粉で自然野焼きが行われていたそうだ。かつて北海道のSLには火の粉止めを付けたものが多くファンからは不評だったが、実際に火事が起こっていたのなら火の粉止めも必然である。また放牧も行わないとダメだそうで、かつての牛に代わり、現在は馬が放牧されている。P7150102a


原生花園をたっぷり堪能し、記念入場券を買って、網走に引き上げる。来る途中のエゾキスゲの群落は写真を取り損ねたので、今度も山側の席でその気で狙う。シャッタータイムラグの少ないカメラを買ったのだが、図体が大きすぎるので、今回の旅行には昔のカメラを持ってきた。シャッタータイムラグが大きいが、何とかいい写真が撮れた。P7150112a


帰りのキハ54 515は同じ新幹線0系でも1000番台に装備された固定型簡易リクライニングシート、全体が中央を向いた「集団見合い型」と言われるシート配列だ。ヨーロッパでは多い配列だが日本では人気がなく、回転型リクライニングシートに変わっていった。駅そばで昼食を採り、いよいよ「番外地」へ向かう。

(つづく)

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コメント

網走駅から原生花園まで楽しくそして興味深く読ませて頂きました。
南海さんご夫妻の旅行追体験の気分です。
明日はあれに乗るつもりなんて、計画が浮かびます。
夏休みでご旅行の方達の旅行記が出揃ってきましたね。
自分が行けなくても、旅行記を読むと想像の世界が広がりますね。

コメントありがとうございます。

>meeさん
今年はすっかり暑さに弱くなり、夏休みは出歩けませんでした。その分、旅行記をまとめています。今回は、写真を多めにしています。

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